朝の忙しい時間帯に、突然トイレの水が流れなくなった時の絶望感は、経験した人にしかわからないかもしれません。つい数分前までは普通に使えていたのに、レバーを引いても手応えがスカスカで、水が勢いよく流れるあの音が全く聞こえてこないのです。私は慌てて何度もレバーを動かしましたが、状況は変わりませんでした。恐る恐るタンクの中を覗いてみると、本来ならたっぷりとたまっているはずの水が底の方にわずかにあるだけで、新しい水が供給されている気配がありませんでした。最初は断水を疑い、洗面所の蛇口を捻ってみましたが、そこからは勢いよく水が出ます。つまり、問題はトイレのタンク内部にあることが確定しました。ネットで検索しながら、重いタンクの蓋を慎重に外し、中を観察することにしました。どうやら、浮き玉と呼ばれるプラスチックの球体が、給水管に引っかかって下がらなくなっていたのが原因のようでした。浮き玉が下がらないと、タンクの中が満水だと装置が勘違いしてしまい、水を出してくれない仕組みになっているのです。指で軽く浮き玉を押し下げると、シューという音と共に勢いよく水が流れ始め、私は心から安堵しました。しかし、一度直ったと思っても、何度か流すとまた同じ場所で引っかかってしまいます。よく見ると、以前節水のために自分で設置したタンク内の洗浄剤ボトルが、浮き玉の動きを邪魔していたのでした。良かれと思ってやっていたことが、結果的に故障のような症状を引き起こしていたことに気づき、反省しました。ボトルを撤去し、浮き玉が自由に動けるスペースを確保したことで、トイレは元の正常な状態に戻りました。業者を呼べば数万円かかるかもしれないと不安でしたが、自分で原因を突き止められたことで、無駄な出費を抑えることができました。今回の経験で学んだのは、トイレの仕組みは意外と単純な物理法則で動いているということ、そして、何か不具合が起きた時はパニックにならず、まずは中を確認してみる勇気が大切だということです。
突然トイレの水がたまらなくなり焦った私の実体験ブログ