家のリフォームを考えるとき、ついついリビングやキッチンといった広い場所に目が向きがちですが、実は最も変化を実感しやすく、かつ満足度が高いのがトイレです。特に内装込みでリフォームを行った場合の変貌ぶりには、多くの方が驚かれます。わずか一畳ほどの空間だからこそ、全ての要素をトータルコーディネートすることで、まるで高級ホテルのような、あるいは自分だけの隠れ家のような特別な場所を作り上げることができるからです。内装込みでリフォームを行う際のテクニックとして、まず提案したいのがアクセントクロスの活用です。四方の壁のうち一面だけに大胆な柄や濃い色を持ってくることで、空間に奥行きが生まれます。明るい色を使えば開放感が、暗い色を使えば落ち着きと高級感が演出できます。これは設備交換だけでは決して得られない楽しみです。床材についても、掃除がしやすい素材を選びつつ、壁紙とのコントラストを意識することで、視覚的な広さをコントロールすることが可能です。また、内装込みのリフォームでは、収納やアクセサリーの選定も重要なポイントとなります。壁紙の色に合わせてトイレットペーパーホルダーを真鍮製に変えたり、床の色と調和する木製の棚を設置したりすることで、空間全体の完成度が一段と高まります。最近では、壁に埋め込むタイプの収納棚も人気で、内装工事の際にあらかじめスペースを確保しておくことで、狭いトイレでも圧迫感なく収納力を高めることができます。小物を整理整頓できる環境を整えることは、リフォーム後の美しさを維持するためにも欠かせません。さらに、内装込みのリフォームの際は照明にもこだわってみてください。従来の天井中央にある照明を、壁を照らす間接照明やダウンライトに変更するだけで、内装の質感がより際立ちます。温かみのある光は、壁紙の模様を優しく浮かび上がらせ、リラックス効果を高めてくれます。トイレという小さな空間だからこそ、こうした細かな演出が大きな効果を発揮するのです。設備を新しくするだけでなく、自分好みの内装で包み込むことで、毎日の何気ない時間が豊かなものに変わっていくはずです。
狭い空間を劇的に変える内装込みトイレリフォーム術