静かな家の中で聞こえる正体不明の水の音は、誰しも不安になるものです。しかし、パニックになる必要はありません。いくつかの簡単な手順を踏むことで、その音の原因をある程度まで自分で特定することが可能です。冷静に一つずつ確認していきましょう。 まず最初に行うべきは、家中のすべての蛇口が完全に閉まっているかの再確認です。キッチン、洗面所、浴室、庭の散水栓など、見落としがちな場所も含めて、全ての水栓をチェックします。意外と蛇口が緩んでいたというケースも少なくありません。 次に確認すべきはトイレです。トイレのタンクは、水漏れの原因として非常に多い場所です。タンクの蓋をそっと開けて、中の水面を見てみましょう。もし水面が波立っていたり、給水管からチョロチョロと水が流れ続けていたりすれば、タンク内の部品が劣化している証拠です。これが音の原因である可能性は高いと言えます。 家中の蛇口とトイレに異常が見られない場合、いよいよ水道メーターの確認です。屋外のメーターボックスを開け、水を使っていない状態で銀色のパイロット(コマ)が回転していないかを確認します。もし回転していれば、壁の中や床下など、目に見えない場所での漏水が強く疑われます。この場合は個人での対処は困難なため、すぐに専門の水道業者に連絡してください。 もし冬場の寒い日に限って音がするのであれば、給湯器の凍結防止機能が作動している可能性も考えられます。これは故障ではない正常な動作です。 このように、落ち着いて手順を踏むことで、問題の切り分けができます。メーターが回っているかどうかが、専門家を呼ぶべきかどうかの大きな判断基準となります。謎の音に気づいたら、まずはこの確認手順を試してみてください。